当サイト管理人のスノーキーこと小手川征也です。
仮想通貨(暗号資産)の取引所を選ぶ際のポイントをお伝えする際に重要なのが「取引所」と「販売所」の違い。
少し複雑ではありますすが、解説していきたいと思います。
先にお伝えしておきますがほとんどの仮想通貨(暗号資産)交換業者は「取引所」と「販売所」の両方のサービスを提供しています。
例として、Aという業者ではビットコインは「取引所方式」「販売所方式」の両方で取引できますが、リップルは「販売所方式」でしか取引できません、ということがあります。
仮想通貨(暗号資産)の販売所とは?
仮想通貨(暗号資産)の「販売所」もしくは「販売所方式」とは?
「販売所」とは、一般的には仮想通貨交換業者を相手に売買をします。
例えば、ビットフライヤー、ザイフ、GMOコインなどの仮想通貨(暗号資産)通貨交換業者から、直接ビットコインやイーサリアムを買ったり、もしくはビットコインやイーサリアムを売ったりします。
売買する相手は仮想通貨(暗号資産)通貨交換業者です。
以下はザイフの購入画面のプライスです。
以下はザイフの売却画面のプライスです。
ほとんど同じ時刻にキャプチャ画像を撮りました。
BTC価格の場合、40万4,502円もの価格の差があります。
これが「スプレッド」と呼ばれる「買値」と「売値」の差額で、暗号資産交換業者の手数料収入になります。
FX(外国為替証拠金取引)をされている方ならおなじみですよね。
ただ、FX(外国為替証拠金取引)のように業者同士の競争が進んでいないこともあり、上のザイフのBTC(ビットコイン)の場合、10%ほどの間接的な取引コストが発生します。
価格400万円台に対し、スプレッドが40万円ほどありましたよね。
スプレッドはかなり割高ですが、大きな資金で大量に購入する際などは「販売所」方式で買う場合は、表示されている価格で買えるので便利ではあります。
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仮想通貨(暗号資産)の取引所とは?
仮想通貨(暗号資産)の「取引所方式」とは?
「取引所方式」は、「オークション方式」のことで、日本の株式投資をされたことのある方ならおなじみの方式です。
取引をする相手は基本的には「他の顧客」です。
先ほどの「販売所方式」は対業者でしたが、この「取引所方式」は対顧客。
「顧客同士の注文」が「板」と呼ばれる画面上に表示されており、私たちはそれを見て取引をします。
以下がザイフの「Orderbook trading」という「取引所方式」のキャプチャ画像です。
例えば、412万9,990円でビットコインを買いたい!と思った時に、「売り気配」に売り注文があれば(早い者勝ちではありますが)、その価格・プライスで購入することができます。
また、保有しているビットコインを412万8,000円で売りたい!と思った時に、「買い気配」に買い注文があれば(早い者勝ちではありますが)、その価格・プライスで売却することができます。
つまり、買いや売り注文さえ出ていれば、私たちはその価格で売買することができるので、先ほどの「販売所形式」のような莫大なコスト(広いスプレッド)は発生しないのがメリットです。
*取引所方式は別途手数料が発生することがあり、その手数料は暗号資産交換業者によって異なります。
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仮想通貨(暗号資産)の取引所のデメリットは?
「取引所方式(板を見ての売買)」の方が取引コストだけを見ると圧倒的に有利な場合が多いです。
「販売所方式」のように、10%近いスプレッドが発生していたら、短期売買で利益を狙うにはかなり不利になりますからね。
ですが、「取引所方式」にもデメリットがあって、「板がスカスカ」な状態の場合、思っている価格でうまく買えないことがあります。
「板がスカスカ」とは「売気配(売り注文)」や「買気配(買い注文)」が少ない状態のこと。
そのような状態で、「○○円分のビットコインを買いたい」と成行注文で買い注文をどんどん出していったら、取得単価はどんどん上がっていってしまいます。
以下の動画で、リップルをGMOコインで1000万円分購入し、利益確定したことをお伝えしましたが、この時も私が買い始めた時の価格は29円台ぐらいでしたが、私の買い注文を出していったこともあり、価格が32円台ぐらいまで上昇してしまいました。
*GMOコインはリップルが取引所方式で買えます。
板にある注文状況次第では、「取引所方式」の方が必ずしも優れているとは限らないということです。
たくさん注文が出ているかどうか?はその業者の利用者数に比例するので、人気のある業者を利用した方が良いです。
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仮想通貨(暗号資産)の取引所利用の注意点二つ
仮想通貨(暗号資産)取引の「取引所方式」の注意点がもう二つあります。
一つ目は「現物を取引しているとは限らない」点です。
ザイフの「AirFX」やビットフライヤーの「bitFlyer Lightning」の中の「BTC-FX」などは、ビットコイン価格を原資産とした取引ですが、数字の取引であり、実際のビットコインの取引ではありません。
上の例の「AirFX」や「bitFlyer Lightning」の「BTC-FX」で取得したビットコインは、現物ではないので、他の取引所に送ったりすることはできません。
あくまでも数字の取引なので。
FX(外国為替証拠金取引)で買った米ドルやユーロを他の業者に移したり出来ないのと同じです。
他の業者の例ですと、GMOコインの「取引所(レバレッジ)」や「暗号資産FX」なども、現物を取引するわけではないので、知っておいてください。
もう一つの注意点は「ビットコイン以外の仮想通貨(暗号資産)は取引所方式の取り扱いが少ない」点です。
例えば、エンジンコインやクアンタムなどの比較的マイナーな仮想通貨(暗号資産)を取引所方式で買おうと思っても、この記事執筆時点では無理です。
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仮想通貨(暗号資産) 販売所 取引所 違い まとめ
仮想通貨(暗号資産)交換業者の「販売所」「取引所」の違いをまとめます。
初心者さんにわかりやすいのは「販売所方式」で買うことですが、スプレッドが広い(間接的な取引コストが高い)ので中長期投資向きです。
いわゆる「現物をガチホ」したい方で大量の仮想通貨(暗号資産)を買う方は「販売所方式」。
ビットコインなどの仮想通貨(暗号資産)をそんなに大きくない資金(100万円以下)で買う方は「取引所方式」で「現物」を買うと取引コストは抑えられます。
デイトレードやスキャルピングで、頻繁にビットコインなどを売買して、短期で利益を狙っていきたい方には、「取引所方式」で取引することが向いています。
ただし、「取引所方式」で取引できる仮想通貨(暗号資産)は現時点では各社そんなに多くないです。
以下の18銘柄をレバレッジ取引ができるのはこちら→DMM Bitcoin
以上です。