当研究所の所長の小手川征也です。
投資用語でもあり、仮想通貨の取引でも使われる「板(いた)」とは何か?について。
「買い板(かいいた)」「売り板(うりいた)」などと使われます。
仮想通貨の注文方法は大きく分けて2種類
「板」の説明をするその前に、仮想通貨の注文方法はいろいろな種類があるのですが、大きく分類分けすると「指値注文」と「成行注文」の2種類です。
前者(指値注文)は価格を指定(予約)。
後者(成行注文)は価格を指定せず、今すぐ決済。
「板」に表示されているのは「指値注文」です。
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これが仮想通貨の「板」
これが、仮想通貨の「板」です。
ビットコイン円の板情報はZaif(ザイフ)のものです。
上の部分が「売り板」呼ばれるもので、売気配値=価格です。その価格で出されている売気配数=売り注文数を表しています。
下の部分が「買い板」と呼ばれるもので、買気配値=価格です。その価格で出されている買気配数=買い注文数を表しています。
私たちが「指値」で出した注文は、この「板」に表示されます。
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成行注文を出したらどうなる?
「成行注文」は予約注文ではないので、先ほどの板に出ている注文に向かってポジションを投げつけるようなイメージです。
例えば、買い板が薄い(買い注文が少ない)状態で、成行で大きな売り注文を出すと、それが価格の急落につながる場合があります。
板情報を見ないで、大量の売り注文・買い注文を出す場合は注意が必要です。
今回の投稿はここまでにしたいと思います。
後日に「板の厚みと価格変動との関係」や「板の厚みを決める要素」などについて書いて、この投稿に追記したいと思います。
また、「板のない取引」についても後日に書きたいと思います。